2016年6月25日土曜日

KEFの音を聴き比べてみた

2月末から3月一杯は仮住まいへの引っ越しと、実家の解体や地鎮祭の段取り等で奔走し。

4月~5月は私が務めている会社の事業統合対応で多忙であったが、ようやく落ち着き鋳出したため、これまでの経緯を徐々に記して行きたい。


先ず、3月中頃に東京へ出張した際、ついでなので候補に上げたKEFのスピーカーを聴き比べに行った。

先回記しているが、以下が購入候補のスピーカー。
・KEF Q700 (Version UP) 約170,000円
・KEF R300 約150,000円
・KEF LS50 (Titanium Grey) 約150,000円

私が聞いた印象としては…

・Q700
高いところから低いところまで満遍無く出ている。
5WAYとは思えない程繋がりが自然でストレスが無い。
R300に比べると低音は出ているが解像度が低い。
ただ、聴き比べた時に分かる程度で、単体で聞いている分には気にならない程度の差。
とは言え知ってしまうとモヤモヤがずっと残るんだろうが…

因みにQ500はQ700の音をコンパクトにした印象だった。
そのまんまの感想ではあるが…
私はQ500を選ぶくらいならR300の方が全面的に上かなと思う。

Q900はQ700に比べ、低音は更に深く沈み込むのだが、低音が全体的に膨らんでいるように感じた。
視聴環境の問題できちんと使いこなせればそんな事はないのかもしれないが…

・R300
今回聞いたKEFのスピーカーの中では最も解像度が高い。
これを聞くと、他のスピカーはややぼんやりとした音だっただと気付かされる。
低音はQ700やQ900程は沈まない。
低音の沈み込みでQ700を取るか、解像度でR300を取るかは、好みの問題だと考えた。

・LS50
事前調査では、各所で非常に高い評価を受けているという印象。
一聴して「おぉ…確かにこれは…」と思わされた。
ブックシェルフとは思えない程の低域の量感。
しかしその量感たっぷりの低域が、クリアと感じる程ピントが合っている。
同軸ユニットの故に成せる技であろう。
Q700やR300がモニターライクだったのに対し、此方は楽しく音楽を聞かそうという印象を受ける。
悪く言えば少し"盛っている"。
原音忠実再現こそが絶対!というこだわりがなければ、Q700やR300より音楽を楽しめるだろう。


この時点ではR300かLS50で迷っていた。
真剣に音楽と向き合うならR300。
音楽を楽しみたいならLS50。
どちらも捨てがたい。

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