2016年8月29日月曜日

Pioneer N-70Aを購入しました。


Pioneer N-70Aを購入しました。
到着はまだ先になりますが、手元に届いたら簡単なファーストインプレッションもしたいと思います。

念願のシステムの一部を購入したのですが、嬉しさ8割落ち込み2割というところです。

何故落ち込み2割があるのか?
最後の最後、自分の耳を信じきれなかった…

以前に試聴レポートを載せていますが、N-70AとN-50Aの比較試聴は済ませています。
曲再生中にスイッチャーで切り替えられても、私の耳では違いが感じられ無かった。
何時切り替えたかさえ、言われなければ気付けなかった。

アンプはA-70DA、スピーカーはPioneer製の数十万の物。
アンプとスピーカーは僅かな差をぼやかしてしまうような品ではないと思います。
A-70DAとA-50DAの差はハッキリ聞き取れたので、全くの駄耳でもないはず。

それでも差は分からなかった。
少なくとも私の耳では聞き分けられなかった。
ならば、N-50Aで十分と考えていました。

N-70Aを買った今でも、人に進めるなら間違いなくN-50Aを押します。
価格差は新品で4万円、中古で3万円程度ありますが、その差額でアクセサリー類でも揃えた方が、余程音質に寄与します。


PioneerのQ&Aに以下の記載があります。

Q:
N-70AとN-50Aの違いは何ですか?

A:
(筺体)
・N-70A:アルミ素材の側板を採用
・製品高さ及び重量
・N-70A:3分割シールドシャーシ構造
 (ファイル再生)
・N-70A:USB DAC機能で384kHzファイルの再生が可能
 (音質関連)
・DAC:N-70A-->ESS社製ES9016Sx2、N-50A-->ESS社製ES9011Sx2
・N-70A:シールドケース付トランス
・N-70A:真鋳製インシュレーター、電源用カスタムコンデンサー、極太電源コード
・N-70A:音質調整機能 Digital filter(sharp,slow,short)/Lock Range Adjust
(接続)
・N-70A:バランス出力端子搭載
・N-70A:高品位ヘッドホン端子搭載

上記を見てこう思いました。
本当に差は無かったのか?

この思いが頭にこびり付き、1週間程もやもやと悩んだ挙句、N-70Aを購入してしまいました。

・再確認の交通費で差額が埋まってしまう。
・精神衛生上の安心料。
としての差額上乗せです。


自分の耳を信じきれる自信があれば、差額の3万円でいろいろ買えたのに…

私の様な田舎者は、ネットでの情報がメインの機器選定情報です。
実際に自分の耳で比較試聴出来るのは、出張等のついで。
参考試聴等と思ってはいけない。
これで決めるんだ!!という意気込みで臨まなければ、後々もやもやする事になるようです。

あとは、妥協を出来るようにならないと、オーディをと言う趣味を続けていくには厳しいと痛感しました。
上を観たらキリが無い。

2016年8月25日木曜日

セッティング、チューニング用のリファレンス音源

リファレンス音源3種類のうち、セッティング、チューニング用のリファレンス音源を選定しました。

DENON AUDIO CHECK HQCD
XLO/Reference recording
究極のオーディオチェックCD2016~ハイレゾバージョン~
等々。

セッティング、チューニング用の音源はいくつかありますが、内容を検討した結果、以下を購入しました。

ノードストのNDR-TD1(システムチューニング&セットアップ用ディスク)

決めては以下の3つ。
・単音が空間上を移動する音源が複数含まれている。
・チェック方法やチェックポイントが丁寧に説明されたテキストが付属する。
 (主な改善策も記載してくれるとより良いと思うのだが…贅沢か。)
・ピンクノイズ、ホワイトノイズや周波数スイープ、極性チェック等々、基本的なチェックに使う音源が全て含まれている。

おまけで
・磁気除去効果音源、バーンイン音源が含まれている。
 (磁気除去は仕組みがよく分からないが…)

ノードストのケーブルなんて私には雲の上過ぎて手が伸びないが、当CDは常識的な範囲であった。


購入後、早速PCに取り込んで自作PC+JBL Pebblesにて確認。
各トラックの詳細は付属テキストがノードストのHPで公開されているので、そちらで御確認下さい。

1 Channel Check ~ 2 Phase Check
問題なし。

3 Pink Noise – Stereo ~ 10 White Noise – Alternating
私の駄耳では問題ないように聞こえるが…
Stereo時は問題ないように聞こえるが、Left/Right時にRight側が気持ち大きいような…
ノイズもステレオだけでなく、Left/Rightだけで比較すると、わずかな差が確認し易いですね。

11 Tone 1. Up ~ 13 Tone 3. Lateral
当CDの肝。
音場、空間の広さや繋がりを確認する音源です。

…狭い!!
11 Tone 1. Upでは1.83m音が上がっていくとあるが、15cm位しか移動しない…
音質は5000円のUSBバスパワーの割には十二分だと思うが、流石に空間表現ではこんなもんか…
12 Tone 2. Over、13 Tone 3. Lateralでもこじんまりとしている。
左右間が30cm程度のニアリスニング用なので、まぁ狭くなるのは当然か…
繋がりもよろしくない。
真中がすっぽりと抜けてしまって、左から右、右から左へ音がワープする。

悪くないスピーカーだと思っていたのだが、ボロボロとボロが出る。
スピーカーだけじゃなく、セッティングにも問題はあるのだろうが…

14 System Degauss
磁気除去効果があるらしい。
洗脳されそうな音が出る。
1度通して再生したが、前後での違いは特に感じられなかった。
そんなに繊細な表現が出来るスピーカーではないか…

15 Bass Drum ~ 22 Drum Pattern 5
私の駄耳では問題は感じない。

23 Reference Level at -10dB ~ 25 Low Frequency Sweep
此方も特に問題は感じない。
繋がりも綺麗だった。

26 18Hz ~ 46 90Hz
見事にスペック通り、70Hzから音としてはっきり聞こえる。

65Hzで音らしいものが若干出ていた。

47 System Burn-In
洗脳音その2。
1回通して聴いたが前後で違いは感じられなかった。
まぁ現在のセッティングでもう3ヶ月以上たってるしな…


以上。
私のPebblesは低音から高音までスペック通り出ており、山谷も感じなかった。
空間表現と言う点ではほぼ表現出来ておらず、狭く、繋がりも悪い。

ノードストのNDR-TD1を用いる事で、Pebblesの優れた点、改善が必要な点が客観的に確認できた。

新居でFOCUS260を設置する際、非常に役に立ちそうだ。
良い買い物をした。

2016年8月23日火曜日

リファレンス音源について

リファレンス音源。
多くのオーディオ好きの方は何曲かお持ちのことと思います。
私はそれを持っていません。


リファレンスとする音を決めようと思った時、以下のような疑問を持ちました。
何をもってしてリファレンスとすればよいのか?

好きな曲でいいのか?
一般的に皆がリファレンスとしている曲がいいのか?
激しい曲がいいのか?
音数の少ない曲がいいのか?

いろいろ考えましたが、次のような結論に至りました。
目的によって求められるリファレンス音源の条件は変わる。


では、リファレンス音源を使う際、どのような目的があるのでしょう?
私は大きく次の3つになると考えます。

・セッティング、チューニング用のリファレンス音源
・システムの特性確認用のリファレンス音源
・システムの好みの確認用リファレンス音源


其々に対する私の考えは以下の通りです。

・セッティング、チューニング用のリファレンス音源
このリファレンス音源に求められる物は、シンプルで一定の規則に沿った音源です。
例えばピンクノイズやホワイトノイズ、特定周波数の音、周波数スイープ、上下前後左右に規則的に移動する単音等々。
セッティング、チューニングの際にはスピーカーの移動、吸音材・反射材の取付け取り外し、イコライジング等、システムを変化させて追い込んでいきます。
その時、音源まで複雑に変化しては、システムの変化を鋭敏に感じ取ることが出来ません。
また、音場や空間を確認する際にも、規則的に移動する単音を用いる事で、空間のつながりを鋭敏に感じ取ることが出来ると考えます。

・システムの特性確認用のリファレンス音源
このリファレンス音源に求められる物は、複雑な音の変化・重なりをもった音源です。
複雑な音の変化・重なりを、潰れる事無く細かい音まで表現できるか。
また、それらを明瞭に表現した上で、特定の音の立ち上がり立下りを確認したり、背景の静けさを確認したり、高音の輪郭を確認したりと、各々が重要とする項目をチェックする為の音源が求められます。
複雑な音の変化・重なりの中で、それらが正しく表現出来ることで、様々な音楽の中でもその特性を失わずに奏でられると考えます。

・システムの好みの確認用リファレンス音源
このリファレンス音源に求められる物は、好きな音楽であることです。
例えば、さわおさんが心置きなくアゥイェーしているか?
サカンクションが悶々とした想いを捏ね繰り回しているか?
鬼束ちひろが泣きそうな程鬱屈としているか?
POLYSICSが飛び跳ねる様にピコピコしているか?
等、好きな曲が思った通りに鳴っているかを確認する為ですから、日々聞いていて思い入れのある音源であることが求められます。
もう理屈じゃない、全体の雰囲気、メロディー、歌声等が理想通り鳴っているかは重要な事だと考えます。
ある意味これがクリアなら上二つは滅茶苦茶でも良いと思う(実際はそんなことにはならないのだろうが)。


以上のように私は考えました。
これを基に、それぞれに適した音源を探そうと思います。

2016年8月22日月曜日

シン・ゴジラを観てきました

先日、シン・ゴジラを観てきました。

庵野秀明が監督の為、個人的には「エヴァ終わらせてからやってくれよ!!」と声を大にして言いたかった作品。
一市民レベルでの無言の抵抗とばかりに観に行くまいと思っていたが…
公開後の評判がすこぶる良いので、気になって観に行ってしまいました。
とても意志の弱い私。

感想としては、非常に面白かった。
2014年のハリウッド版ゴジラの出来が非常によく、アレを日本で超えるのは難しいだろうと思っていましたが…
一部CG臭さが見え隠れしたり、スケールがやはり一歩及ばなかったりと、あらゆる面でハリウッドを上回るという訳ではないが、十二分に「これが本家日本が作るゴジラだ!!」と世界に発信出来る。

素人目にだが、庵野監督は実写においても日本屈指の監督であった。
エヴァで魅せた、枠に捕らわれないその発想と演出は遺憾無く発揮されている。

庵野監督には、エヴァやゴジラだけでなく、是非とも様々な作品を手掛けて欲しい。


内容や粗筋は、公式を始め様々なサイトで紹介されているし、今更私が言う事でもない。
何より自分の目で見て欲しい。

あえて一言だけ紹介させてもらうと、
実力のあるミリオタ・特撮オタが莫大な金とバックアップを得て作った「ぼくがかんがえるさいきょうのごじら」
というところだろうか。

決してバカにはしておりません。
「ぼくがかんがえるさいきょうの~」も実力があると魅力溢れた作品となるのだなぁ。


以下ネタバレ










チラホラ考察でも見られたが、最後のアレはやっぱり巨神兵だと思う。
シン・ゴジラ → 巨神兵東京に現わる → 風の谷のナウシカと繋がっているのだろう。
作中で、ゴジラをやたらと神と言っている辺りもくさい。
巨大な神(ゴジラ)の兵で巨神兵としているのだろう。
如何にも庵野監督が好きそうだ。

何よりその方が面白い。

2016年8月8日月曜日

JPLAYが気になる

JPLAYが気になる。


非常に音が良いらしい。

ネットワークオーディオを始めるにあたり、ネットワークプレイヤー + NASの構成で行くか、PC + DACの構成で行くか悩み始めた。

いまいち踏み切れないのは、オーディオ用としてPCを導入する事の敷居の高さと、JPLAYが未だ発展途上という事。


オーディオ用としてPCを導入するには、PCは構成の幅が広すぎる。
音が気になるのでファンレスでSSDストレージが良いだろう。
電源もスイッチングでなく、アナログが良いだろう。
ストレスなく、いつでも音楽を聴くためには常時起動となるので、安定性の高いパーツが良いだろう。
常時起動だと消費電力も気になる。省エネパーツで固めたい。
JPLAYはWindows Server 2012 R2が良いらしい。
etc...

BTOでこの構成を組むにはファンレスがネックとなる。
自作でも組めるが、パーツ選びをするには私の住んでいる所は不便すぎる…
オーディオ用として既にパッケージされたPCは割高だ。


また、JPLAYはまだ発展途上に思う。
ユーザーによる各種検証が盛り上がっているが、其れは即ち未だ未知の領域が多いソフトウェアという事だ。
オモチャとしては最高だろう。
私も是非とも弄繰り回して遊びたい。
しかし、スピーカーで既に予算オーバーの現状では、金銭的余裕は無い。
基本、正解、王道といった物が欲しい。
公式等で示されてはいるが、現状を見るに、バージョンアップやユーザーの検証で、その内容が大きく変わるリスクを孕んでいる気がする。


やはり先ず、足元をしっかりと固める為に、ネットワークプレイヤー+NASの構成が妥当だろうか…

セッティングをある程度詰めた頃には、JPLAYの検証もある程度落ち着き、JPLAYに合わせたPCや周辺機器が充実しているかもしれない。

2016年8月4日木曜日

FOCUS260に合わせるアンプの試聴2

前回の続き。

ダイナミックオーディオでの視聴後、移動し、別のショップにて以下の組み合わせを試聴した。

ソース : Pioneer PD-70
スピーカー : DYNAUDIO X38

YAMAHA : A-S1100
ATOLL : IN100se

YAMAHA A-S1100
ある程度鳴っているが、低音がややボワつく。
音色は良く言えばフラット、悪く言うとつまらない。
D級としては柔らかめで、すっきりとした音。
高音はD級らしさが少し残っており、やや硬い。
AB級でした。
道理で柔らかくてすっきりした音のはずです。
高音はAB級としてはややカチッとした音です。
やはりAB級でDYNAUDIOを鳴らすと低音がボワつくのだな…

ATOLL IN100se
AB級らしからぬドライブ力でしっかり鳴っている。
音色はAB級らしくS/Nに優れ、輪郭が丸い。
高音から低音までスッと伸びている。
個人的には低音に量感があり、もう少し輪郭がシャープが好みか。

AB級もしっかり鳴る物があるんだと思い直し、国内・海外のAB級オススメを適当に3点ほど鳴らして頂いた。

…うーん…
やっぱりどれもウーファーがボワつく。
ATOLLがAB級としては高いドライブ力を持っているという事のようだ。

時間が押していたので、メーカー及び型番は記録していません。
悪しからず。


最後に、N-70AとN-50Aの音を比較すべく、
ヨドバシAKIBAのPioneerブースに。

アンプはA-70DAにてN-70AとN-50Aを切り替えて頂いた。

…これは分からん。
スピーカーの型番は控え忘れたが、70~80万のブックシェルフだったと記憶している。
表現力に乏しいという価格帯ではないと思うが…
曲によっては分かる部分も出てくるとの事だったが、比べてようやく一部が分かるという程度の差のようだ。

ついでにA-70DAとA-50DAも切り替えて聴かせて頂いた。
此方は一聴してすぐに差がわかる。
A-50DAの方が、密度が薄く、音が全体的に軽い。
しかし、先回紹介したようなパワフルでエネルギッシュさはしっかりと持っており、この価格としては非常にコスパの高い良いアンプだと思う。


今回のアンプ聞き比べを総括すると…

一番気になるのはSOULNOTE。
sa1.0は確かに出力不足だったが、sa3.0の出力があれば非常に好みに近いと思う。

一番印象に残っているのはPioneer。
私が思うに、20万クラスはパッとしない大人しいアンプが多い中、良くも悪くも尖がっている。
好みの音の傾向だったならば即決していただろう。


さて、新築完成まで後2ヶ月ちょっと。
sa3.0をどこかで聞かねば。。。

2016年8月3日水曜日

パトレイバーの新作について

去る7月29日にパトレーバーの新作が発表されましたね。

アニメとしての新作は、私が記憶している限り、2002年の「WXIII 機動警察パトレイバー」以来でしょうか。

間に実写版パトレイバーが入りますが…
私は未だ見てないんですよね…
ネットでの評判もあまり見ない様にしていたのですが、出来はどうだったんでしょうね?

イングラムのジャッキアップシーンは、何かのイベントレビューでチラッと見ましたが。

アニメの実写版は今迄悲しい思いしかしていないので、本当に好きな作品はなんとなく避けてしまって…
パトレイバーも然り、他は寄生獣やドラゴンボール、るろうに剣心等々…

アベンジャーズ並みに気合と金が入っていれば実写でも十分いけそうですが、人気や事務所優先の配役だったり、監督やライターの共感出来ない解釈や改編だったり…
そういうのはそもそも原作ファンは求めていないんだから、パクリと言われようが別の名前でやってくれればいいのになぁ。

いや、原作ファンを代表するような発言は傲慢かな?
少なくとも私はそう思っています。


閑話休題

アニメ パトレイバーの新作に話を戻しましょう。

公表されているカットを見る限り、原作のデザインは崩さず、今風の絵柄になってますね。
人物の顔がやや違和感がありますが…全体として好印象です。

早く動いているトレーラー映像等が見たいですね。


ただ…
本編10分というのが非常に気になりますね…
まさか10分1本で終わりではあるまいな…

人気があれば新作第2段、第3弾とやってくれるのかな?

2016年8月2日火曜日

FOCUS260に合わせるアンプの試聴1

先日、東京出張ついでにFOCUS260に合わせるアンプの試聴を行いました。
限られた時間でしたが、計10種程度試聴出来ました。

方々にアドバイス頂いて、以下の試聴を狙います。
Paioneer A-70DA、A-50DA
SOULNOTE sa3.0
Nmode X-PM7
YAMAHA A-S1100
海外製を出来るだけ広く


先ずはFOCUS360があるとの情報を基に、ユニオン御茶ノ水へ。

そして早速ここで躓く…
10時OPENだろうと高を括って向かってみると、なんとOPENは11時…
時間は限られるというのにこの無計画っぷり…

急いで進路を秋葉原に切り替えつつ、SOULNOTEやNmodeの常設店を探す。
ダイナミックオーディオに両方置いてある様なので、取り敢えずそこに向かいました。

FOCUSの代わりになる様なスピーカーがあるだろうかと不安を抱えながら入店すると…

ナント!!
FOCUS220の中古が置いてある!!
これは願ってもない幸運です。

早速店員さんにお願いし、狙っていた機種の試聴を依頼。
アポなしの依頼にも快く準備して頂けました。


視聴できた機種は
Paioneer A-70DA、A-50DA
SOULNOTE sa1.0
Nmode X-PM7

SOULNOTE sa3.0は残念ながら置いていませんでした。
まぁ生産終了しているので当たり前なのですが…

スピーカーは当然FOCUS220。
ソースはLUXMANのCDプレイヤー。
FOCUS220があった事に舞い上がって、型番は確認し忘れました…


先ずはNmode X-PM7から。

一聴して大人しい。
高解像度・ハイスピードが売りと聞いていたので、肩すかしを食らった気分。
特段解像度が高いわけでも、ハイスピードでもない。
D級特有の硬さ無い。硬さは無いがヴェールが掛かってボヤけているだけという印象。

考えられる理由は二つ。
一つは、前段のLUXMANのプレイヤーがそもそも大人しい。
もう一つが事前調査の段階から気になってはいたのだが…
Nmodeのアンプは電源投入から数時間~数日で音が激変するらしい。
その為、D級の低い消費電力もあって電源を入れっ放しにしている人も少なくないのだそう。

今回の試聴でその本領を聴くのはちょっと難しそうだ…


続いてPioneer A-70DAを試聴。

おぁ…物凄くパワフル。
鳴らしにくいとされるDYNAUDIOのウーファーがブリンブリン鳴っている。
駆動力・出力は十二分。
暫しそのエネルギッシュさに圧倒されました。

改めて細部を確認。
そのエネルギッシュさとは逆に、背景は静か。余計な雑音はありません。
しかし音がやや硬く、如何にもD級という感じ。
音の輪郭もエッジが効いていて、緊張感のある音。
全体を聴くと、所謂ドンシャリ。
BOSE程ではないが、DENONの音を硬く、クッキリさせた物という印象。


最後にSOULNOTE sa1.0

弱い。
出力10Wでは圧倒的に弱い。
ボリュームを15時に回しても尚、狭く、奥の方へ引っ込んでいる。

しかし、音の輪郭が丸く、聴き疲れはなさそう。
X-PM7に比べ、高音に煌めきがあり、低音は量感がやや多くねっとりとしている。


3つの総評をすると。

Nmode X-PM7
温まった状態で聴かないと、何とも言えない。
リモコンが無い、価格帯が予算より上、今回聴いた音、から判断して、現状では見送り。
将来的にアンプの入れ替えを考える際、試聴機貸出などを利用して、じっくり聞いてみたい。

Pioneer A-70DA
今迄それなりに色々なアンプを聴いたが、最もエネルギッシュでパワフル。
その上、ただの暴れん坊ではなく、背景の静寂性と解像度も持ち合わせていた。
ただ、緊張感のある音で、長く聴くと疲れそうという点と、ドンはまだしもシャリが耳に痛い。
素晴らしいポテンシャルのアンプだが、私の好みの音ではなかった。

SOULNOTE sa1.0
目指そうとしている所を想像するに、一番好みに近そう。
sa1.0はAB級だが、sa3.0はハイブリットと聞く。
sa1.0の高音の煌めき、低音の量感は好みだった。
ハイブリットかつ高出力になる事で、駆動力、ハイスピード、もう少しだけはっきりした輪郭、
フィールドが広く、パワフルになったなら、好みに合う。


という訳で、SOULNOTEをもう少し聞いてみたいが…
特にsa3.0は生産終了品ともあって、難しいだろうか…


続きは次回。