2016年12月12日月曜日

ブログ再開、現在の悩み

非常に多忙だった仕事も落ち着きを見せ始めました。
まだ少し尾を引いていますが。。。
 
少しづつですが、ブログを再開しようと思います。
 
 
アンプの選定以降の経緯は後々として、記録の意味も兼ね、現在の悩みをざっと記載します。
 
 
1. 響きが過剰
 部屋全体として響きやすいようで、特に高音が響き過ぎて、他の帯域に比べ不明瞭且つ強めに出ます。
 これは吸収体を要所々々に置けばいいのかな?
 
2. 左右でボリュームが違う
 左右でボリュームが違って聞こえます。
 下記写真の通り、スピーカー側面のエアボリュームの差と、壁からの反射の差から来ている現象だと考えます。
 スピーカーに耳を近づけて聴くと大体同じボリュームが出ているので。
 これも右スピーカー側面に吸収体を置くと軽減されるのかな?
 
 
3. 左スピーカーの音が右からも少し聞こえる
 左だけ鳴らして調整していて気付いたのですが、右方向からも若干音が聞こえます。
 恐らく右奥の角部で籠った音が写真青丸の位置から漏れているのかなと。
 これも吸収体で角部を無くす?
 何か吸収ばっかりだな...吸収し過ぎもよくないってどっかで見たのだけどなぁ…
 
4. 音のステージが狭い
 音のステージが狭いです。
 写真の通り左右の幅が狭いので仕方ないのかもしれないけど。。。
 何か改善策が無いかなぁ。
 
5. ボーカルがセンターからずれている
 ボーカルが写真赤丸の位置から聞こえます。
 センターで目線の高さで歌って欲しいのですが、左にずれて座って歌ってるように聞こえます。
 左にずれているのは「2. 左右でボリュームが違う」が原因かなと。
 座っているのはソファ等地面に吸収体が多いので、天井からの反射により下に押し下がっている?
 天井に吸収体...また吸収か...
 
 
先ず解決したい大きな悩みが以上の5つです。
さてどう解決したものか。。。

2016年11月12日土曜日

近況報告

アンプ選定中の状態から全く報告出来ていませんが、ざっと近況を。


仕事が多忙故、プライベートが手につかない状態です。

2週間程前に新築が完成し、取り敢えず住めるようになりました。
まだ荷ほどきも殆ど出来ていないですし、カーテンすら入っていませんが。。。
外から丸見えの状態でご飯を食べています。。。

念願のオーディオも、ポン置き状態ですが、取り敢えず聴けるとこまでセッティングしました。

最初はカチカチの中音と全く出ていない高・低音に愕然としましたが、徐々に硬さが取れ、高・低音も出始めました。
今は、日々よくなっていく音が激務の疲れを癒します。


もう1ヶ月程先になると思いますが、改めて報告致します。

2016年9月26日月曜日

ロックの音の作り込み

先々週末、地元のロックフェスに参加しました。

片田舎のロックフェスにしては中々のアーティストが揃っていました。
中でも、
・東京スカパラダイスオーケストラ
・THE BAWDIES
・キュウソネコカミ
が良かったですね。

東京スカパラダイスオーケストラは流石のパフォーマンスでしたね。
只々カッコイイ大人達でした。

THE BAWDIESのグルーヴ感も素晴らしかったですね。
ギターのJIMさんが、本当に楽しそうに演奏していたのが印象的でした。

キュウソネコカミは、噂で盛り上げ方が上手いと聞いていましたが、偽り無しでした。
その日一番の盛り上がりにしていました。
あの長丁場で疲れ切ったオーディエンスをリハからアンコール迄、終始飛び跳ねさせていました。


閑話休題。

ライブ翌日、自宅でセットリストのおさらいをしていました。
折角の生で聴いた音を忘れないうちに聞き比べ、差異を確認し、今後のセッティングに生かそうと思ったのです。

始めてすぐ気付いた疑問がモヤモヤとして全く進みませんでしたが…

その疑問とは「ロックはライブ感を再現するべきなのだろうか?」です。


私は自宅で聴くときは、BGMとして流しっぱなしにしておくか、目を瞑って静かに聴き入るか、です。
ノリノリの曲を聴いている時も、精々体を揺らして口ずさむ程度です。
(多くの人がそうだと思うのですが…オーディオ仲間が居らず…皆さん普段はどの様に聴いているのでしょう…)

ですので、飛んだり跳ねたりして「やっぱりライブは最高だぜ!」なんてのを自宅で再現したいわけではない。


クラシックやジャズは生でも心静かに聴き入る音楽なので「生を自宅で以下に再現するか」を目指せばよいと思います。
つまり、目指すべきは「コンサートやライブ」と明確なものがあります。
生で聴き、其れを自宅で再現すべく音を作り込んでいけばよい。

ロックやエレクトリック等、グルーヴ感の強いジャンルは何を目指せばよいのだろう?
グルーヴ感に堪らず飛び跳ねてしまうあの感覚は確かにロックの醍醐味だ。
何物にも代えがたい、非日常的な感覚は唯一無二だ。

しかし、私はそれを自宅でやりたいわけではない。
私に限らず、家でロックを聴く度、グルーヴ感に堪らず飛び跳ねてしまう事を理想としている人は少ないはずだ。

つまり、目指すべきはライブではない。
では、どの状態を再現すればよいのだろうか?
スタジオ録音に立ち会っている状態が理想なのだろうか?
…上手く言えないが、何となく違う気がする…

では私は、皆は自宅でロックの何を聴いているのだろう。
どこを目指して音を作っていけばいいのだろう。


今聴いているこの曲は、どう鳴っているのが私のゴールなのだろう…

2016年9月7日水曜日

N-70A ファーストインプレッション


N-70Aを購入したので、そのファーストインプレッションを。


システムは以下の通り。
PC(MediaMonkey) →(有線LAN) N-70A (ヘッドフォン端子) → FOSTEXPM-SUBmini2、FOSTEX PM0.3
コントロールアプリにはBubbleUPnPをAndroidスマホで。

取り敢えず、ポン置きで何曲か聞いてみました。
置いて、電源入れて、設定確認して、直ぐ再生しての感想です。
セッティングの調整やエージングと言ったものは行っておりません。


・First Love / 宇多田ヒカル
最近よく聞いており、素人耳には録音も良いと思うので、最初に再生する曲として聞いてみました。

驚きました。
PM-SUBmini2とPM0.3からこんなに良い音が出るとは…
テレビやPC標準の出力と比べるのも酷い話かもしれませんが、それでも想像以上の差だと感じました。
ヘッドフォン出力はN-70Aのメインの機能ではないのですが、これほどの差が出るとは…
月とスッポン…いや月とスッポンと言うより満開の桜とゴキブリ…いやウユニ塩湖の星空と下水道…

一番の違いは立ち上がりと切れの良さ。
ボンヤリと鳴っていた低音が、ブリンブリン鳴っています。
PM-SUBmini2とPM0.3って良いスピーカーだったんだなぁ…

その変化に驚き過ぎて、曲の細かい部分を聞いてませんでした…


・四角革命 / 相対性理論
やくしまるえつこのウィスパーボイスを聞いてみたくなり、選曲。
今度はじっくり曲を聴いてみる。

やくしまるえつこのウィスパーボイスが空間にポッと浮かぶ。
ある程度音像が定位しており、大凡の立ち位置が分かる。
メロディが流れ出すと、ただ流れているだけでなく、一音一音の繋がりでメロディとなっているのがよく分かる。
高音に煌めきを感じる。
再びやくしまるえつこが歌いだすと、ボーカルの立ち位置が1、2歩前に出ているのが分かる。
十分変化は感じた。
その後はもう素直に聴き入りました。


・Love Me Tender / Scatman John
ピアノにリアリティ、生々しさを感じる。
ピアノは弦を弾いて鳴る楽器なんだとはっきり分かる。
Scatman Johnは良い声だなぁ。


・三日月サンセット / サカナクション
この辺りから荒を感じた。
山口さんの声に霞がかかっている。
カーテンの向こうで歌っているようだ。
楽器、特に低音が激しく成る程、少し後ろに下がって行く様に感じる。


・Telecastic fake show / 凛として時雨
此方でも同様。
ソロで歌っている分には問題ないが、楽器が鳴り出すとカーテンに隠れてしまう。
また、ここまで激しい曲になると、一音一音の判別が難しくなる。


さて、ボーカルがカーテンの後ろに隠れてしまう問題が出てきた。
原因の切り分けが今の環境では難しいが…

完全な予測(半分以上希望的観測)では、PM-SUBmini2とPM0.3の限界。
N-70Aや音源の問題ではないと思いたい…

2016年8月29日月曜日

Pioneer N-70Aを購入しました。


Pioneer N-70Aを購入しました。
到着はまだ先になりますが、手元に届いたら簡単なファーストインプレッションもしたいと思います。

念願のシステムの一部を購入したのですが、嬉しさ8割落ち込み2割というところです。

何故落ち込み2割があるのか?
最後の最後、自分の耳を信じきれなかった…

以前に試聴レポートを載せていますが、N-70AとN-50Aの比較試聴は済ませています。
曲再生中にスイッチャーで切り替えられても、私の耳では違いが感じられ無かった。
何時切り替えたかさえ、言われなければ気付けなかった。

アンプはA-70DA、スピーカーはPioneer製の数十万の物。
アンプとスピーカーは僅かな差をぼやかしてしまうような品ではないと思います。
A-70DAとA-50DAの差はハッキリ聞き取れたので、全くの駄耳でもないはず。

それでも差は分からなかった。
少なくとも私の耳では聞き分けられなかった。
ならば、N-50Aで十分と考えていました。

N-70Aを買った今でも、人に進めるなら間違いなくN-50Aを押します。
価格差は新品で4万円、中古で3万円程度ありますが、その差額でアクセサリー類でも揃えた方が、余程音質に寄与します。


PioneerのQ&Aに以下の記載があります。

Q:
N-70AとN-50Aの違いは何ですか?

A:
(筺体)
・N-70A:アルミ素材の側板を採用
・製品高さ及び重量
・N-70A:3分割シールドシャーシ構造
 (ファイル再生)
・N-70A:USB DAC機能で384kHzファイルの再生が可能
 (音質関連)
・DAC:N-70A-->ESS社製ES9016Sx2、N-50A-->ESS社製ES9011Sx2
・N-70A:シールドケース付トランス
・N-70A:真鋳製インシュレーター、電源用カスタムコンデンサー、極太電源コード
・N-70A:音質調整機能 Digital filter(sharp,slow,short)/Lock Range Adjust
(接続)
・N-70A:バランス出力端子搭載
・N-70A:高品位ヘッドホン端子搭載

上記を見てこう思いました。
本当に差は無かったのか?

この思いが頭にこびり付き、1週間程もやもやと悩んだ挙句、N-70Aを購入してしまいました。

・再確認の交通費で差額が埋まってしまう。
・精神衛生上の安心料。
としての差額上乗せです。


自分の耳を信じきれる自信があれば、差額の3万円でいろいろ買えたのに…

私の様な田舎者は、ネットでの情報がメインの機器選定情報です。
実際に自分の耳で比較試聴出来るのは、出張等のついで。
参考試聴等と思ってはいけない。
これで決めるんだ!!という意気込みで臨まなければ、後々もやもやする事になるようです。

あとは、妥協を出来るようにならないと、オーディをと言う趣味を続けていくには厳しいと痛感しました。
上を観たらキリが無い。

2016年8月25日木曜日

セッティング、チューニング用のリファレンス音源

リファレンス音源3種類のうち、セッティング、チューニング用のリファレンス音源を選定しました。

DENON AUDIO CHECK HQCD
XLO/Reference recording
究極のオーディオチェックCD2016~ハイレゾバージョン~
等々。

セッティング、チューニング用の音源はいくつかありますが、内容を検討した結果、以下を購入しました。

ノードストのNDR-TD1(システムチューニング&セットアップ用ディスク)

決めては以下の3つ。
・単音が空間上を移動する音源が複数含まれている。
・チェック方法やチェックポイントが丁寧に説明されたテキストが付属する。
 (主な改善策も記載してくれるとより良いと思うのだが…贅沢か。)
・ピンクノイズ、ホワイトノイズや周波数スイープ、極性チェック等々、基本的なチェックに使う音源が全て含まれている。

おまけで
・磁気除去効果音源、バーンイン音源が含まれている。
 (磁気除去は仕組みがよく分からないが…)

ノードストのケーブルなんて私には雲の上過ぎて手が伸びないが、当CDは常識的な範囲であった。


購入後、早速PCに取り込んで自作PC+JBL Pebblesにて確認。
各トラックの詳細は付属テキストがノードストのHPで公開されているので、そちらで御確認下さい。

1 Channel Check ~ 2 Phase Check
問題なし。

3 Pink Noise – Stereo ~ 10 White Noise – Alternating
私の駄耳では問題ないように聞こえるが…
Stereo時は問題ないように聞こえるが、Left/Right時にRight側が気持ち大きいような…
ノイズもステレオだけでなく、Left/Rightだけで比較すると、わずかな差が確認し易いですね。

11 Tone 1. Up ~ 13 Tone 3. Lateral
当CDの肝。
音場、空間の広さや繋がりを確認する音源です。

…狭い!!
11 Tone 1. Upでは1.83m音が上がっていくとあるが、15cm位しか移動しない…
音質は5000円のUSBバスパワーの割には十二分だと思うが、流石に空間表現ではこんなもんか…
12 Tone 2. Over、13 Tone 3. Lateralでもこじんまりとしている。
左右間が30cm程度のニアリスニング用なので、まぁ狭くなるのは当然か…
繋がりもよろしくない。
真中がすっぽりと抜けてしまって、左から右、右から左へ音がワープする。

悪くないスピーカーだと思っていたのだが、ボロボロとボロが出る。
スピーカーだけじゃなく、セッティングにも問題はあるのだろうが…

14 System Degauss
磁気除去効果があるらしい。
洗脳されそうな音が出る。
1度通して再生したが、前後での違いは特に感じられなかった。
そんなに繊細な表現が出来るスピーカーではないか…

15 Bass Drum ~ 22 Drum Pattern 5
私の駄耳では問題は感じない。

23 Reference Level at -10dB ~ 25 Low Frequency Sweep
此方も特に問題は感じない。
繋がりも綺麗だった。

26 18Hz ~ 46 90Hz
見事にスペック通り、70Hzから音としてはっきり聞こえる。

65Hzで音らしいものが若干出ていた。

47 System Burn-In
洗脳音その2。
1回通して聴いたが前後で違いは感じられなかった。
まぁ現在のセッティングでもう3ヶ月以上たってるしな…


以上。
私のPebblesは低音から高音までスペック通り出ており、山谷も感じなかった。
空間表現と言う点ではほぼ表現出来ておらず、狭く、繋がりも悪い。

ノードストのNDR-TD1を用いる事で、Pebblesの優れた点、改善が必要な点が客観的に確認できた。

新居でFOCUS260を設置する際、非常に役に立ちそうだ。
良い買い物をした。

2016年8月23日火曜日

リファレンス音源について

リファレンス音源。
多くのオーディオ好きの方は何曲かお持ちのことと思います。
私はそれを持っていません。


リファレンスとする音を決めようと思った時、以下のような疑問を持ちました。
何をもってしてリファレンスとすればよいのか?

好きな曲でいいのか?
一般的に皆がリファレンスとしている曲がいいのか?
激しい曲がいいのか?
音数の少ない曲がいいのか?

いろいろ考えましたが、次のような結論に至りました。
目的によって求められるリファレンス音源の条件は変わる。


では、リファレンス音源を使う際、どのような目的があるのでしょう?
私は大きく次の3つになると考えます。

・セッティング、チューニング用のリファレンス音源
・システムの特性確認用のリファレンス音源
・システムの好みの確認用リファレンス音源


其々に対する私の考えは以下の通りです。

・セッティング、チューニング用のリファレンス音源
このリファレンス音源に求められる物は、シンプルで一定の規則に沿った音源です。
例えばピンクノイズやホワイトノイズ、特定周波数の音、周波数スイープ、上下前後左右に規則的に移動する単音等々。
セッティング、チューニングの際にはスピーカーの移動、吸音材・反射材の取付け取り外し、イコライジング等、システムを変化させて追い込んでいきます。
その時、音源まで複雑に変化しては、システムの変化を鋭敏に感じ取ることが出来ません。
また、音場や空間を確認する際にも、規則的に移動する単音を用いる事で、空間のつながりを鋭敏に感じ取ることが出来ると考えます。

・システムの特性確認用のリファレンス音源
このリファレンス音源に求められる物は、複雑な音の変化・重なりをもった音源です。
複雑な音の変化・重なりを、潰れる事無く細かい音まで表現できるか。
また、それらを明瞭に表現した上で、特定の音の立ち上がり立下りを確認したり、背景の静けさを確認したり、高音の輪郭を確認したりと、各々が重要とする項目をチェックする為の音源が求められます。
複雑な音の変化・重なりの中で、それらが正しく表現出来ることで、様々な音楽の中でもその特性を失わずに奏でられると考えます。

・システムの好みの確認用リファレンス音源
このリファレンス音源に求められる物は、好きな音楽であることです。
例えば、さわおさんが心置きなくアゥイェーしているか?
サカンクションが悶々とした想いを捏ね繰り回しているか?
鬼束ちひろが泣きそうな程鬱屈としているか?
POLYSICSが飛び跳ねる様にピコピコしているか?
等、好きな曲が思った通りに鳴っているかを確認する為ですから、日々聞いていて思い入れのある音源であることが求められます。
もう理屈じゃない、全体の雰囲気、メロディー、歌声等が理想通り鳴っているかは重要な事だと考えます。
ある意味これがクリアなら上二つは滅茶苦茶でも良いと思う(実際はそんなことにはならないのだろうが)。


以上のように私は考えました。
これを基に、それぞれに適した音源を探そうと思います。

2016年8月22日月曜日

シン・ゴジラを観てきました

先日、シン・ゴジラを観てきました。

庵野秀明が監督の為、個人的には「エヴァ終わらせてからやってくれよ!!」と声を大にして言いたかった作品。
一市民レベルでの無言の抵抗とばかりに観に行くまいと思っていたが…
公開後の評判がすこぶる良いので、気になって観に行ってしまいました。
とても意志の弱い私。

感想としては、非常に面白かった。
2014年のハリウッド版ゴジラの出来が非常によく、アレを日本で超えるのは難しいだろうと思っていましたが…
一部CG臭さが見え隠れしたり、スケールがやはり一歩及ばなかったりと、あらゆる面でハリウッドを上回るという訳ではないが、十二分に「これが本家日本が作るゴジラだ!!」と世界に発信出来る。

素人目にだが、庵野監督は実写においても日本屈指の監督であった。
エヴァで魅せた、枠に捕らわれないその発想と演出は遺憾無く発揮されている。

庵野監督には、エヴァやゴジラだけでなく、是非とも様々な作品を手掛けて欲しい。


内容や粗筋は、公式を始め様々なサイトで紹介されているし、今更私が言う事でもない。
何より自分の目で見て欲しい。

あえて一言だけ紹介させてもらうと、
実力のあるミリオタ・特撮オタが莫大な金とバックアップを得て作った「ぼくがかんがえるさいきょうのごじら」
というところだろうか。

決してバカにはしておりません。
「ぼくがかんがえるさいきょうの~」も実力があると魅力溢れた作品となるのだなぁ。


以下ネタバレ










チラホラ考察でも見られたが、最後のアレはやっぱり巨神兵だと思う。
シン・ゴジラ → 巨神兵東京に現わる → 風の谷のナウシカと繋がっているのだろう。
作中で、ゴジラをやたらと神と言っている辺りもくさい。
巨大な神(ゴジラ)の兵で巨神兵としているのだろう。
如何にも庵野監督が好きそうだ。

何よりその方が面白い。

2016年8月8日月曜日

JPLAYが気になる

JPLAYが気になる。


非常に音が良いらしい。

ネットワークオーディオを始めるにあたり、ネットワークプレイヤー + NASの構成で行くか、PC + DACの構成で行くか悩み始めた。

いまいち踏み切れないのは、オーディオ用としてPCを導入する事の敷居の高さと、JPLAYが未だ発展途上という事。


オーディオ用としてPCを導入するには、PCは構成の幅が広すぎる。
音が気になるのでファンレスでSSDストレージが良いだろう。
電源もスイッチングでなく、アナログが良いだろう。
ストレスなく、いつでも音楽を聴くためには常時起動となるので、安定性の高いパーツが良いだろう。
常時起動だと消費電力も気になる。省エネパーツで固めたい。
JPLAYはWindows Server 2012 R2が良いらしい。
etc...

BTOでこの構成を組むにはファンレスがネックとなる。
自作でも組めるが、パーツ選びをするには私の住んでいる所は不便すぎる…
オーディオ用として既にパッケージされたPCは割高だ。


また、JPLAYはまだ発展途上に思う。
ユーザーによる各種検証が盛り上がっているが、其れは即ち未だ未知の領域が多いソフトウェアという事だ。
オモチャとしては最高だろう。
私も是非とも弄繰り回して遊びたい。
しかし、スピーカーで既に予算オーバーの現状では、金銭的余裕は無い。
基本、正解、王道といった物が欲しい。
公式等で示されてはいるが、現状を見るに、バージョンアップやユーザーの検証で、その内容が大きく変わるリスクを孕んでいる気がする。


やはり先ず、足元をしっかりと固める為に、ネットワークプレイヤー+NASの構成が妥当だろうか…

セッティングをある程度詰めた頃には、JPLAYの検証もある程度落ち着き、JPLAYに合わせたPCや周辺機器が充実しているかもしれない。

2016年8月4日木曜日

FOCUS260に合わせるアンプの試聴2

前回の続き。

ダイナミックオーディオでの視聴後、移動し、別のショップにて以下の組み合わせを試聴した。

ソース : Pioneer PD-70
スピーカー : DYNAUDIO X38

YAMAHA : A-S1100
ATOLL : IN100se

YAMAHA A-S1100
ある程度鳴っているが、低音がややボワつく。
音色は良く言えばフラット、悪く言うとつまらない。
D級としては柔らかめで、すっきりとした音。
高音はD級らしさが少し残っており、やや硬い。
AB級でした。
道理で柔らかくてすっきりした音のはずです。
高音はAB級としてはややカチッとした音です。
やはりAB級でDYNAUDIOを鳴らすと低音がボワつくのだな…

ATOLL IN100se
AB級らしからぬドライブ力でしっかり鳴っている。
音色はAB級らしくS/Nに優れ、輪郭が丸い。
高音から低音までスッと伸びている。
個人的には低音に量感があり、もう少し輪郭がシャープが好みか。

AB級もしっかり鳴る物があるんだと思い直し、国内・海外のAB級オススメを適当に3点ほど鳴らして頂いた。

…うーん…
やっぱりどれもウーファーがボワつく。
ATOLLがAB級としては高いドライブ力を持っているという事のようだ。

時間が押していたので、メーカー及び型番は記録していません。
悪しからず。


最後に、N-70AとN-50Aの音を比較すべく、
ヨドバシAKIBAのPioneerブースに。

アンプはA-70DAにてN-70AとN-50Aを切り替えて頂いた。

…これは分からん。
スピーカーの型番は控え忘れたが、70~80万のブックシェルフだったと記憶している。
表現力に乏しいという価格帯ではないと思うが…
曲によっては分かる部分も出てくるとの事だったが、比べてようやく一部が分かるという程度の差のようだ。

ついでにA-70DAとA-50DAも切り替えて聴かせて頂いた。
此方は一聴してすぐに差がわかる。
A-50DAの方が、密度が薄く、音が全体的に軽い。
しかし、先回紹介したようなパワフルでエネルギッシュさはしっかりと持っており、この価格としては非常にコスパの高い良いアンプだと思う。


今回のアンプ聞き比べを総括すると…

一番気になるのはSOULNOTE。
sa1.0は確かに出力不足だったが、sa3.0の出力があれば非常に好みに近いと思う。

一番印象に残っているのはPioneer。
私が思うに、20万クラスはパッとしない大人しいアンプが多い中、良くも悪くも尖がっている。
好みの音の傾向だったならば即決していただろう。


さて、新築完成まで後2ヶ月ちょっと。
sa3.0をどこかで聞かねば。。。

2016年8月3日水曜日

パトレイバーの新作について

去る7月29日にパトレーバーの新作が発表されましたね。

アニメとしての新作は、私が記憶している限り、2002年の「WXIII 機動警察パトレイバー」以来でしょうか。

間に実写版パトレイバーが入りますが…
私は未だ見てないんですよね…
ネットでの評判もあまり見ない様にしていたのですが、出来はどうだったんでしょうね?

イングラムのジャッキアップシーンは、何かのイベントレビューでチラッと見ましたが。

アニメの実写版は今迄悲しい思いしかしていないので、本当に好きな作品はなんとなく避けてしまって…
パトレイバーも然り、他は寄生獣やドラゴンボール、るろうに剣心等々…

アベンジャーズ並みに気合と金が入っていれば実写でも十分いけそうですが、人気や事務所優先の配役だったり、監督やライターの共感出来ない解釈や改編だったり…
そういうのはそもそも原作ファンは求めていないんだから、パクリと言われようが別の名前でやってくれればいいのになぁ。

いや、原作ファンを代表するような発言は傲慢かな?
少なくとも私はそう思っています。


閑話休題

アニメ パトレイバーの新作に話を戻しましょう。

公表されているカットを見る限り、原作のデザインは崩さず、今風の絵柄になってますね。
人物の顔がやや違和感がありますが…全体として好印象です。

早く動いているトレーラー映像等が見たいですね。


ただ…
本編10分というのが非常に気になりますね…
まさか10分1本で終わりではあるまいな…

人気があれば新作第2段、第3弾とやってくれるのかな?

2016年8月2日火曜日

FOCUS260に合わせるアンプの試聴1

先日、東京出張ついでにFOCUS260に合わせるアンプの試聴を行いました。
限られた時間でしたが、計10種程度試聴出来ました。

方々にアドバイス頂いて、以下の試聴を狙います。
Paioneer A-70DA、A-50DA
SOULNOTE sa3.0
Nmode X-PM7
YAMAHA A-S1100
海外製を出来るだけ広く


先ずはFOCUS360があるとの情報を基に、ユニオン御茶ノ水へ。

そして早速ここで躓く…
10時OPENだろうと高を括って向かってみると、なんとOPENは11時…
時間は限られるというのにこの無計画っぷり…

急いで進路を秋葉原に切り替えつつ、SOULNOTEやNmodeの常設店を探す。
ダイナミックオーディオに両方置いてある様なので、取り敢えずそこに向かいました。

FOCUSの代わりになる様なスピーカーがあるだろうかと不安を抱えながら入店すると…

ナント!!
FOCUS220の中古が置いてある!!
これは願ってもない幸運です。

早速店員さんにお願いし、狙っていた機種の試聴を依頼。
アポなしの依頼にも快く準備して頂けました。


視聴できた機種は
Paioneer A-70DA、A-50DA
SOULNOTE sa1.0
Nmode X-PM7

SOULNOTE sa3.0は残念ながら置いていませんでした。
まぁ生産終了しているので当たり前なのですが…

スピーカーは当然FOCUS220。
ソースはLUXMANのCDプレイヤー。
FOCUS220があった事に舞い上がって、型番は確認し忘れました…


先ずはNmode X-PM7から。

一聴して大人しい。
高解像度・ハイスピードが売りと聞いていたので、肩すかしを食らった気分。
特段解像度が高いわけでも、ハイスピードでもない。
D級特有の硬さ無い。硬さは無いがヴェールが掛かってボヤけているだけという印象。

考えられる理由は二つ。
一つは、前段のLUXMANのプレイヤーがそもそも大人しい。
もう一つが事前調査の段階から気になってはいたのだが…
Nmodeのアンプは電源投入から数時間~数日で音が激変するらしい。
その為、D級の低い消費電力もあって電源を入れっ放しにしている人も少なくないのだそう。

今回の試聴でその本領を聴くのはちょっと難しそうだ…


続いてPioneer A-70DAを試聴。

おぁ…物凄くパワフル。
鳴らしにくいとされるDYNAUDIOのウーファーがブリンブリン鳴っている。
駆動力・出力は十二分。
暫しそのエネルギッシュさに圧倒されました。

改めて細部を確認。
そのエネルギッシュさとは逆に、背景は静か。余計な雑音はありません。
しかし音がやや硬く、如何にもD級という感じ。
音の輪郭もエッジが効いていて、緊張感のある音。
全体を聴くと、所謂ドンシャリ。
BOSE程ではないが、DENONの音を硬く、クッキリさせた物という印象。


最後にSOULNOTE sa1.0

弱い。
出力10Wでは圧倒的に弱い。
ボリュームを15時に回しても尚、狭く、奥の方へ引っ込んでいる。

しかし、音の輪郭が丸く、聴き疲れはなさそう。
X-PM7に比べ、高音に煌めきがあり、低音は量感がやや多くねっとりとしている。


3つの総評をすると。

Nmode X-PM7
温まった状態で聴かないと、何とも言えない。
リモコンが無い、価格帯が予算より上、今回聴いた音、から判断して、現状では見送り。
将来的にアンプの入れ替えを考える際、試聴機貸出などを利用して、じっくり聞いてみたい。

Pioneer A-70DA
今迄それなりに色々なアンプを聴いたが、最もエネルギッシュでパワフル。
その上、ただの暴れん坊ではなく、背景の静寂性と解像度も持ち合わせていた。
ただ、緊張感のある音で、長く聴くと疲れそうという点と、ドンはまだしもシャリが耳に痛い。
素晴らしいポテンシャルのアンプだが、私の好みの音ではなかった。

SOULNOTE sa1.0
目指そうとしている所を想像するに、一番好みに近そう。
sa1.0はAB級だが、sa3.0はハイブリットと聞く。
sa1.0の高音の煌めき、低音の量感は好みだった。
ハイブリットかつ高出力になる事で、駆動力、ハイスピード、もう少しだけはっきりした輪郭、
フィールドが広く、パワフルになったなら、好みに合う。


という訳で、SOULNOTEをもう少し聞いてみたいが…
特にsa3.0は生産終了品ともあって、難しいだろうか…


続きは次回。

2016年7月22日金曜日

FOCUS260に合わせるシステムのご相談

来週末、東京に出張に行く機会がある為、FOCUS260に合わせるアンプの候補をいくつか試聴しようと思います。
2時間程度なので1ヶ所で揃っていれば4~5機種、2ヶ所に渡ると2~3機種といった所でしょうか。


そこで、皆さんから候補とするシステムのアドバイスを頂ければと思います。


条件としては、以下を満たすものです。

ネットワークプレイヤー
・非圧縮FLACに対応していること。
・アンプを変える予定なので、どのようなアンプにも合うよう、フラットで高解像度、低ノイズであること。
・XLR出力があると尚良い。

プリメインアンプ
・鳴らし辛いと言われるスピーカーなので、駆動力が非常に高いこと。
・リモコンorタブレットで音量調整可能なこと。
・好みの音としては、スーッと伸びやかな高音と、ねっとりして量感のある低音、高音と低音をシームレスに繋ぐ中音。
 背景が静かで、暗めの音です。

ネットワークプレイヤーかプリメインのどちらかにデジタルINがあること。
両機併せて10万そこそこで中古も視野に入れております。
PCが離れている為、ネットワークプレイヤーの代わりにPC+DACは使えません。
別途PC購入し、DACと併せて予算内であれば可能です。


某掲示板で同様の質問をしたところ、現在の候補は以下です。

ネットワークプレイヤー : Pioneer N-50DA(中古) or N-30(中古)
プリメインアンプ : SOULNOTE sa3.0(中古)


皆さんのご意見を頂ければと思います。


参考までに、今迄聞いてきたアンプの感想です。

・DENON
ハイエイドは好み、ローエイドはドンシャリ気味と感じた。
DYNAUDIO X14で下から順に合わせていってみたが、
2000以下ではウーファーがまともに動かず、ボワボワした音でした。
SX1迄行ってようやく鳴りきったという感じで、X14でその状態ですからFOCUSにDENONを併せるのは難しいと感じました。
但し、SX1で鳴らしたX14は好みに非常に近かったです。

・Marantz
煌びやかな高音が美しかったのが印象的でした。
素晴らしい音だとは思いますが、好みとは違いました。
腰高で軽やかな音より、低重心でハイスピードな音が好みです。

・YAMAHA
フラットで真面目な印象を受けました。
しかし、面白みが無いとも感じました。
悪いところは一切ないが、楽しさが無い…

・ATOLL
ローエイドでもX14がしっかり動いていました。
高解像度で背景も静か、輪郭が丸く、主張の少ない印象。
もう少し低音に厚みがあり、輪郭がくっきりしていると好みです。

2016年7月20日水曜日

アンプについて考察 やり直し


欲望と理性の葛藤の末、欲望が勝利を収め、FOCUS260を買ってしまいました。
まぁ理性は殆ど仕事をしていなかった気もしますが…

欲望に塗れたスピーカーも無事受取り完了し、家が建つ迄、倉庫に安置されることとなります。


さて、仕事しなかった理性君にはこれから挽回して頂きたい。
アンプ選びです。

予算は30万からスピーカー台を引いて0…
という訳にはいかないので、当初の予算割り当てだった10万低度でまず検証したいと思います。

それでもエントリークラスのブックシェルフから、ミドルエイドのトールボーイになった上、鳴らしにくいとされるDYNAUDIO…

まぁ多くは望まず、FOCUS260を最大限生かす為の設備は追々レベルアップしていくという事で、とりあえず予算内で音が出せるようにする。

当初目をつけていた、Pioneerで考えると…
ネットワークプレイヤー : N-50A 約\70,000-
アンプ : A-30 約\30,000-
といった所だろうか。

当初予定していたスピーカーならこれで十分かもしれないが、FOCUS260に対しては流石にアンプが弱い気がする…

中古も視野に入れると…
ネットワークプレイヤー : N-50A 約\40,000-(中古)
アンプ : A-50DA 約\50,000-(中古)

おぉ。
これならある程度鳴らせるのではなかろうか。

因みにさらに上のグレードだと…
ネットワークプレイヤー : N-70A 約\80,000-(中古)
アンプ : A-70DA 約\120,000-(中古)

20万か…
一気に上がるなぁ。
でもスピーカーもアレしちゃったし…これくらいあっても…

危ない!!
理性に指揮を任せていたのに、いつの間にか欲望が指揮をする…
the pillowsの歌詞じゃないけど、皆いったいどんなシステムで感情コントロールしてんだ。

アンプは後々グレードアップするとして、ネットワークプレイヤーは壊れるまで使える物にしたい。
ネットワークプレイヤー : N-70A 約\80,000-(中古)
アンプ : A-50DA 約\50,000-(中古)

これなら何とか予算内ではなかろうか…

ホントは、DYNAUDIOとの組み合わせてる方が多いNmodeのアンプを使って、
ネットワークプレイヤー : N-70A 約\80,000-(中古)
アンプ : X-PW1 約\40,000-(中古)
としたいが、Nmodeのアンプにはリモコンが付いていない。
リモコンorタブレットで操作出来ないとあまりに不便だ…

高解像度・ハイスピードで駆動力のある手ごろなアンプは無いものか…
贅沢か。


予算10万と言いつつ13万になっている事といい、気に恐ろしきは人の欲…

2016年7月15日金曜日

スピーカー買っちゃいました

スピーカーを買ってしまいました。
DYNAUDIOのFOCUS260です。

製造が終了した機種のため、中古での購入となりました。
DYNAUDIO自体あまり置いていない上、製造終了したFOCUSですので、あまり聞く機会がありませんでした。

FOCUS260は1度しか試聴出来ていません。

以前ご紹介したとおり、地元のショップでFOCUS160は聞かせて頂き、その音に惚れ込みました。
他、2つのショップでFOCUS160を聞かせて頂きましたが、そのうちの1つで、FOCUS260も聞かせて頂きました。

FOCUS160の音はそのままに、ややねっとりとした低音の量感が増え、更に下までスーッと伸びています。
ローエイドのトールボーイでありがちだった、ただ膨らんだだけのアンバランスな低音では決してありません。
中音との繋目は素人の私の耳では全く分かりませんでした。

しかし、私の設置環境はあまり余裕がなく、壁と十分な距離を取るのは困難です。
ただでさえボワつくと予想される低音ですから、トールボーイの量感は私の部屋では受け止めきれないと考えていました。


でも諦めきれなかった。
あの音を聞いてしまったら。


何とかあの音を自宅で聞きたい。
諦めきれない。
何とかしたい。

そもそも、本当に低音がボワつくかは分からない。
まだ完成してもいない部屋の音響特性は予測でしか無い。
また、ルームチューニングでスピーカーの低音を綺麗に伸ばし、ボワつかないように量感を増やすなんてことは出来ないだろうが、暴れる低音を抑えこむことは工夫次第で出来るはず。

等とあれこれ言い訳を考えていると、出ましたFOCUS260の中古品。
ただでさえなかなかお目にかかれないのに、これを逃すと次はいつになるか…。

スピーカーの予算は大きくオーバーしてしまいましたが、買ってしまいました。

予算20万以内に対し、30万近くになりました。
定価約55万の品です。
そりゃそれくらいにはなります。

後悔はしていません。
いい品を手に入れました。
鳴らすのが難しいと言われるスピーカーです。
まともに鳴らせるのに10年か、15年か…
もっと掛かるかもしれません。

これを最大限鳴らせるようになった頃には、私は初心者を十分に脱しているでしょう。
私はこのスピーカーと共に、オーディオライフを満喫します。




予算殆ど使い果たしちゃったな。。。
アンプどうしよう。。。

2016年7月12日火曜日

アンプについて考察 の続き

前回、AVアンプを主軸にした構成とネットワークプレイヤーを主軸にした構成で悩んでしまった。
今回は具体的に購入対象となる機器を挙げ、メリットデメリットを探ってみたい。

其々、主軸にする機器は大凡固まっている。
AVアンプはPioneerのSC-LX59(約\150,000-)
ネットワークプレイヤーはPioneerのN-70A(約110,000-)
ネットワークプレイヤーにはアンプが必要になる。
此方は何れそれなりの物を買いたいので、差し当たりの物として、
pioneerのA-50DA(約\90,000-)
DENONのPMA-50(約\50,000-)
を考えている。

多くがPioneer製となる。
エントリーな価格帯で、音質的に優れていて、好みに近い音と感じたのがPioneer製だった。
賛否はあると思うが…


ざっと調べたところ、私が気になったメリットデメリットは以下の通り。

・AVアンプ
メリット
 将来的にサラウンドに対応
 イコライジング、特性測定等豊富なチューニング機能
 ネットワークプレイヤーとしても機能し、ALL IN ONE
デメリット
 豊富な機能ゆえのノイズ
 バランス出力が無い
 サラウンド規格は陳腐化し易い

・ネットワークプレイヤー
メリットデメリットは上記の逆。

一般的にはバランス出力は、光デジタル出力があればそれほど重要でないかもしれない。
私の場合、将来的に使ってみたいアンプがNmodeのアンプになるのだが、Nmodeのアンプには光デジタル入力が無い為、バランス出力があると尚良い。

さて、どちらが良いか…
AVアンプのイコライジングや特性測定は、初心者の私が遊ぶには非常に楽しい機能で、良い経験にもなるだろう。
しかし、いつ導入するか分からないサラウンドは、導入したころには規格が陳腐化しているだろうなぁ…
音質のみであればやはりネットワークプレイヤーに軍配が上がりそうか…

等と、あーでもないこーでもないと書き募る予定だったが…
調べていて重要な一文を見つけてしまった…

AVアンプ SC-LX59取扱説明書より
「非圧縮FLACファイルの場合、正しく動作しないことがあります。」


…なんてこった…


近いうちにブログにも書くが、私は丁度今、オーディオデータベースの再構築を行っている。
せっせと一からリッピングし直し、黙々とアルバムアートを取り込み、レタッチしている。
大凡50枚程度で、未だ1/20にも届いていないが…
そのリッピングしているファイル形式が正に非圧縮FLACだ。

WAVではタグが弱い。
ALACやFLACでは精神衛生上宜しくない。
悩みに悩んで、未来永劫後悔の無いコーデックを選んだつもりが…

まさか機器を買うにも至らないうちに後悔するとは…


いやいや、選択肢が無くなったわけではない。
悩むことなくネットワークプレイヤーに決まって良かったではないか。
陳腐化し易いAVアンプは将来に回そう。
正しい判断だ。
音質的にもネットワークプレイヤーの方がよい。

前向きに、前向きに。

2016年7月9日土曜日

アンプについて考察

さて、スピーカーはDYNAUDIOを第一候補に視聴を続けるとして、アンプの選定を進めたい。

当初はAVアンプ一択であったが、スピーカーを視聴しながら各ショップでオススメ聞くと、何れも口を揃えて「2chで鳴らすなら、先ずは普通のアンプにしては如何か」と言われた。

理由としては、AVアンプの能力は同価格のアンプの1/3程度とのこと。

この1/3は何処のショップでも同じだったので、業界の常識的な目安となっているのだろう。


そんな事言われたら気になってしまう。


何とか通常のアンプで、ネットワーク、TV、レコーダー、PS4の4入力を実現したいが…

調べてみるとこれが非常に難しい。

HDMIを入力するアンプは一般的ではない。
HDMI以外に共通する出力端子は光デジタルになる。

しかし、殆どのDACは1系統か、多くて2系統。
4系統備えているDACは見られなかった。


そこで以下の様な組み合わせを考えてみた。

レコーダー、PS4はHDMIでTVへ。
TVから光デジタルでネットワークプレイヤーへ。
ネットワークプレイヤーをプリアンプとし、パワーアンプへ。
TVでのHDMI→光デジタル変換がオーディオ的にネックにならないかが不安だが…

あれ?
でもネットワークプレイヤーをプリとするのであれば、AVアンプをプリとしても同じなのか?

Pioneer製品で調べてみると…
ネットワークプレイヤー N-70AとAVアンプ  SC-LX59は、何れも「SABRE^32 Ultra DAC」を使用しているようだ。


Oh…
やっぱりAVアンプでいいのだろうか…

2016年7月8日金曜日

フリクリの続編が制作されるらしい

凄い事なんて無い。ただ、当たり前の事しか起こらない。


冒頭に流れるONE LIFEとナオ太のセリフ。
今でもありありと思い出します。

思い出さなくても、DVDもBDもあるからすぐ見れるけど。


フリクリは私が最も好きなアニメです。



2話目のLITTLE BUSTERSの入り方とか、ギターで殴る時の音も全編通して最高にいいですよね。

the pillowsとの出会いもフリクリが切っ掛けでした。
と言うかthe pillowsのPVとして、最高の演出をしたアニメだから一番好きなのかも(笑)


上にも書きましたが、
第1話冒頭のONE LIFE、
第2話戦闘時のLITTLE BUSTERS。
あと、エンディングのRide on shooting star、
第5話のBlues Drive Monster、
第6話の「クライマックスだ!!」からのLAST DINOSAURからI think I canへも最高に痺れます。
 いやぁホントthe pillowsは素晴らしいバンドだなぁ。


閑話休題。
そんな思い入れのあるフリクリに続編が作られるらしい。
監督が変わって本広克行氏になるとのこと。
鶴巻和哉氏もスーパーバイザーとして参加されるそうだし、本広克行氏はPSYCHO-PASSを手がけているので大丈夫だと思いたい。

あのテンポの良いアクションや、他に類を見ない凝った演出はぜひとも引き継ぎ、昇華して頂きたい。

12話になるという点で、あそこまでの作画が可能かどうかが一番心配だ。。。

勿論BGMは全てthe pillowsで行って頂きたい。


私の非常に思い入れのある作品、最高の続編を期待している。

2016年7月7日木曜日

DYANUDIOを調べてみた

DYNAUDIO FOCUS160は素晴らしい音を聞かせてくれた。

それまで聞いていた何れのスピーカーも、この音を家で聞きたいとは思ったが、
FOCUS160はこの音を目指していきたいと思わせてくれた。

今まで鳴らしてみたい音のイメージというのはなかったが、こういう音を鳴らしてみたい。
こういう音の先を聞いてみたい。


気になってDYNAUDIOを調べてみた。

一桁万円のエントリークラスから数百万のハイエイドまで幅広くラインナップしている。
雑誌にも多く取り上げられ、所有している人の声は絶賛している人が多い。

…その割に情報が少ない。

そしてレビュアーの評価にイマイチ統一性がない。

相反する意見の例としては、
・非常に高解像度で無色透明 ↔ エッジは丸く、暖色系
・高音から低音までキレッキレ ↔ ゴムのように弾む低音で打ち込み系に弱い
・背景が静かで暗い ↔ 温かみのある柔らかい音
・高音から低音まで綺麗に伸びる ↔ 中低音の効いた骨太の音
・アンプ等上流の味付けを鮮明に出す ↔ しっかりしたアンプじゃないとまともに鳴らない
・ポン起きでもそれなりに鳴る ↔ 足元がしっかりしていないとまともに鳴らない

…混乱してしまった。

多数派の意見を拾っていくと、
・エントリークラスは明るく、ハイエイドは暗い音
・しっかりしたアンプで鳴らせば解像度高く、キレキレの音
・味付けがなく無色透明だが、中低音は仄かに温かい
というところだろうか。

人によって意見が違いすぎてイマイチ自信が持てない。
ネットのレビューはCONFIDENCE C1が多い印象だった。

EmitやCONTOUR以上は聞いていないが、私の印象としては
・EXCITEは非常に明るい音で、FOCUSは解像度高く明るさは落ち着く
・高温は耳あたりが柔らかいが、音はしっかり描き分けている
・中音がやや太く、低音は量感十分でややねっとりとした余韻が心地よい
というところだろうか。

合っているような合っていないような…
まぁでも惚れた音は確かにDYNAUDIOのスピーカーから出ていたし、素人ながら、自分の耳を信じてみよう。


価格帯的にはEXCITE X14か、FOCUS160がギリギリなんとかと言うところか。
FOCUS160は生産終了しているようなので、中古になるが…

幸い地元に鳴らしてくれるショップもあるし、先ずは何度も何度も聞いてみよう。

出来れば幾つかの店で聞きたいが、そもそも置いているショップが少ない上に、まともになっているところは更に少ないようだが…


何とも気難しいスピーカーに惚れてしまったようだ…

2016年7月6日水曜日

趣味について

オーディオ選定についての話がまだ現実の時間に追いついていないが、少し脱線して趣味の話を。

インドア系の趣味にはわりかし手広く手を出し、甘噛程度にかじっているが、中でも特に以下4点が中心となる。

・音楽 (鑑賞専門、オーディオ含む)
・マンガ (読む専門)
・ゲーム (TV、PCとも)
・デジモノ (PC、家電)


・音楽
聞く専門。
メロディーや歌声に恍惚とするのも好きだが、どちらかと言うと、詞の世界に入り込むのが好きだ。
なので、オーケストラ等も聞くが、ボーカルありの曲のほうが圧倒的に多い。
ストレートな歌詞はあまり好みではない。
私が文系に弱いためか、工夫された表現・言い回しに感嘆となる。
時に歓喜し、、時に怒りを共有し、時に悲哀を覚え、時に感動する。
その背景に素晴らしいメロディーがあれば、これ以上のことはない。
さらにその歌詞を美しい歌声で歌ってくれたならば、至上の喜びである。

・マンガ
蔵書が3000冊を超えた為、この度の建て替え時に一部を処分した。
それでも2000冊以上はあり、新居の本棚に入りきるか不安である。
もちろんマンガだけではなく、ちゃんとした本も多少ある。多少…
後はイラスト集とか、設定資料集とか、攻略本とか…
閑話休題。
マンガは素晴らしい。
と言うか単純に絵画やイラストが好き。
美術館等もたまに行くし、上記に書いたとおりイラスト集も所有している。
一枚の絵、一冊の漫画で別世界の別人になれる。
素晴らしい。

・ゲーム
単純に面白いから好きです。
面白くさせることが全ての存在ですから。
面白くないワケがない。
たまに素晴らしい音楽に出会えるのも素敵。
FFとか、ゼノギアスとか、ヴァルキリープロファイルとか。
サントラも結構増えたなぁ。。。
後はこまめに得られる成功体験ですね。

・デジモノ
日々情報収集しています。
機能美。
あぁ機能美。
機能美にあふれた製品。デザイン。
惚れ惚れしてしまいます。
製品ジャンルは問いません。
AV機器、PC、白物、キッチン、etc.
機能美にあふれた、工夫された製品はなんでも好きです。
そういう意味ではデジモノに限らず、文房具や工具も好きです。


一通り書き出してみましたが。。。
受け身なことばっかりですね。
楽器弾くとか、イラスト書いてみるとか、電子工作してみるとか。
そんな発信型の趣味も何か持たないとかな。。。


まぁそんな受け身ばっかりの趣味で溜まりに溜まったものを、
これからはここで発信していきたいと思います。

2016年7月5日火曜日

DYNAUDIOとの出会い

前回の続き。


DYNAUDIO EXCITE X14の鳴り方があまりに違うので、暫く唖然としていましたが、とりあえずアンプを確認。

ATOLLのIN50SEという機種を使われていました。

正直私の知識では、これほどの激変はスピーカーかアンプの違いしか思いつきません。
ですので、とんでもない高グレードアンプを使っているのかと思いきや、拍子抜け。
10万そこそこのアンプで、前回某大型量販店で聴いたものと大きな差はありません。

同価格帯でこれ程の差があるものなんだろうか…
店員さんに伺ってみると。

1. 適切なアンプ
2. 設置環境

の差ではないかとの回答。

1. 適切なアンプ
DYNAUDIOは昔から鳴らしにくいスピーカーと言われているそうで、EXCITE等は昔に比べるとはるかに鳴らし易くなったものの、適切なアンプを選ばないときちんと鳴ってくれない。
DYNAUDIOの様にユニットがなかなか動かないスピーカーは、ダンピングファクターの高いアンプを選ぶと良いとのこと。
公表しているアンプは少ないので指標としては難しいそうですが…
ATOLLも公表はしていないが、この価格帯では異例なぐらい高いだろうとのことでした。

2. 設置環境
EXCITE X14はポンと置いただけでもわりと鳴る方だが、それでも量販店レベルときちんと設置した状態とは大きな差が出るとのこと。
棚に置いてあるのとスタンドに置いてあるだけの差でも、劇的な変化があると仰っていました。


オーディオはスピーカーだけではないのですね…
好みの音のスピーカーを見つけたら、適切なアンプを選び、きちんと環境を整えてやらないと、素晴らしい音では鳴ってくれない。
非常に勉強になりました。


その後、FOCUS160というスピーカーを聴かせて頂いた。
EXCITEシリーズの上位機種で、既に販売終了在庫のみだそうだが、お勧めのスピーカーとのこと。

聞いた瞬間、先程とは別の意味で唖然としてしまった…
EXCITE X14でこれ以上は無いと思った程だったが…
まだ先があるのか…
オーディオの深淵を覗いてしまったようだ…

FOCUS160は背景が非常に静かだというのが第一印象だった。
そのせいだろうか、EXCITE X14のような明るさは無く、冷たい印象を受ける。
もうこのクラスの音になると私の語彙ではとても表現出来そうにない。

イメージとしては…
暗い洞窟の中の焚火というか…
荘厳・静寂な教会のステンドグラスというか…
何かこう…大げさかもしれないが…
暗く、冷たく、静かな空間で、もはやその音に縋るしかないと思わせるような…
吸い込まれるというか魅入られる様な音だった。

あぁ…私の教養の無さが恨めしい…


この音が毎日聴けたなら、どれ程の幸せだろう。

2016年7月4日月曜日

青天の霹靂

東京出張より帰って1ヶ月程、4月末頃だったと記憶している。

1ヶ月も経つと記憶は徐々に曖昧になっていき、スピーカーを決定しようにも判断出来なくなってくる。
また、スピーカー決定にあたっては、気になるスピーカーを何度も聞き、確信に変わってから購入した方がよい、
とのアドバイスもよく耳にする。
ネットでの情報なので"目にする"が正しいか。
(アドバイスを頂けるオーディオ仲間が欲しいものだ…)

とは言え、時間に余裕のある大都市への出張なぞそうそうあるものではない。

KEFが聴ける一番近場はどこかとKEFのHPを覗いてみると…
何と近場にあるではないか。
それなりに有名なショップらしく、福井のオーディオショップと言えばご存知の方も多いのかな?

大型量販店でしか聞いたことが無い私には、オーディオショップの一般的な作法等分からず…
まぁ客商売で邪険にされることもあるまいと思い、早速行ってみた。

店員さんにKEFのスピーカーを聴きたい旨を伝えると、奥の試聴室らしき所へ案内してくれた。
物腰の柔らかい店員さんで一安心。
何となくオーディオショップって一見さん・初心者に厳しいという勝手な想像をしていました(笑)

入力ソースが多岐に渡る為、AVアンプで鳴らそうと考えていると伝えると、丁度Qシリーズでサラウンドが組んであるとの事。
AVアンプでの2ch再生とサラウンドを聴かせて頂いた。

うん…うん…
やはりいい音だ。

周囲の雑音が無い環境だとよく分かる。
膨らむ音もなく、嫌な響きもなく、上から下まで繋がりもよい。
家では出さないような音量でも無理無く鳴り、小さな音もしっかり繊細さを伝えてくる。
2人掛けソファ程度の幅であれば、視聴位置が変わっても音がずれない。

店員さんに聞いた印象を伝えると、大凡同意して頂いた。
試聴感を他人と共有する、ましてやプロの方とは初めてだったので、自分の耳が的外れでなかった事が嬉しかったことを記憶している。

R300やLS50も聞きたかったが、同じアンプで聴くにはセッティングをする必要がある様子。
飛び込みでそこまでしてもらうのも悪いなと思い、後日改めてお願いしようと考えた。


Q700を一通り聞き終えて、店員さんに同価格帯のお勧めを聞いてみると、DYANUDIOのX14がおすすめとのこと。
東京で聴かせてもらったがあまりいい音とは思えなかったスピーカーだ。
一般的ないい音と好みが少しずれているのかなと思いつつ聞かせて頂いた。




……


な ん だ こ れ 。

全っ然違う。
私の記憶と全っ然違う。
あまりの違いに唖然としてしまった。

先回、先々回で解像度高く~とか言ってましたが訂正します。
全部ぼんやりでした。
私が解像度高いスピーカー聴いた事無かっただけでした。

音の輪郭がはっきりと分かる。
霧が晴れたようにクリアで明るい音が広がります。
これと比べるとQ700等はベールに覆われた様な音でした。
背景は澄み渡り、高原をイメージさせられるような清々しい音です。
小型のスピーカーですが、低音も十二分な量感を持ってます。
それに決して色づけされたような印象は受けませんでした。

感動。
青天の霹靂な感動です。


長くなってしまったので続きは次回。

2016年6月30日木曜日

KEF聞き比べのついでに聞いてみた

KEFの音は私に"やはり良い音だ"という確信と、
"正確さと楽しさ"二者択一の嬉しい悩みを与えてくれました。

ホクホク顔で同価格帯のお勧めを伺うと、以下2種を紹介頂きました。

DYNAUDIO : EXCITE X14
Focal : Aria906

・EXCITE X14
これは何と言うか…難しい。
冷たいわけでも暖かいわけでもない。
低音が効いているわけでも高音が美しいわけでもない。
決して悪いスピーカーではない。
解像度高く、音の空間は広く、色がない分どのジャンルもそつなく鳴らしそうではある。

しかし音楽を楽しませようという気概が感じられない。
綺麗な音だなぁとは思えても、音色が心に響かない。
正直この時聴いた印象がいまいち残っていない。

・Aria906
最初1音でもう楽しい。
LS50のような迫力とは違う、驚きだった。
低音から高音まで量感良く、特に高音が美しい。
中高音がキラキラと輝き、色彩豊かになる。
煌びやかな音がビシバシ前に出てくる。
次々と溢れ出す煌めく音に、否応にも楽しくなってしまいました。
おまけに見た目も美しい。
おフランス製だからでしょうか?

これは音楽を楽しむ方向性に決めた時に、LS50と悩んでしまいそうです。


東京出張ついでの試聴は、以上で終了です。
KEFの素晴らしさを確認し、Aria906という収穫もありました。
非常に有意義でした。

2016年6月25日土曜日

KEFの音を聴き比べてみた

2月末から3月一杯は仮住まいへの引っ越しと、実家の解体や地鎮祭の段取り等で奔走し。

4月~5月は私が務めている会社の事業統合対応で多忙であったが、ようやく落ち着き鋳出したため、これまでの経緯を徐々に記して行きたい。


先ず、3月中頃に東京へ出張した際、ついでなので候補に上げたKEFのスピーカーを聴き比べに行った。

先回記しているが、以下が購入候補のスピーカー。
・KEF Q700 (Version UP) 約170,000円
・KEF R300 約150,000円
・KEF LS50 (Titanium Grey) 約150,000円

私が聞いた印象としては…

・Q700
高いところから低いところまで満遍無く出ている。
5WAYとは思えない程繋がりが自然でストレスが無い。
R300に比べると低音は出ているが解像度が低い。
ただ、聴き比べた時に分かる程度で、単体で聞いている分には気にならない程度の差。
とは言え知ってしまうとモヤモヤがずっと残るんだろうが…

因みにQ500はQ700の音をコンパクトにした印象だった。
そのまんまの感想ではあるが…
私はQ500を選ぶくらいならR300の方が全面的に上かなと思う。

Q900はQ700に比べ、低音は更に深く沈み込むのだが、低音が全体的に膨らんでいるように感じた。
視聴環境の問題できちんと使いこなせればそんな事はないのかもしれないが…

・R300
今回聞いたKEFのスピーカーの中では最も解像度が高い。
これを聞くと、他のスピカーはややぼんやりとした音だっただと気付かされる。
低音はQ700やQ900程は沈まない。
低音の沈み込みでQ700を取るか、解像度でR300を取るかは、好みの問題だと考えた。

・LS50
事前調査では、各所で非常に高い評価を受けているという印象。
一聴して「おぉ…確かにこれは…」と思わされた。
ブックシェルフとは思えない程の低域の量感。
しかしその量感たっぷりの低域が、クリアと感じる程ピントが合っている。
同軸ユニットの故に成せる技であろう。
Q700やR300がモニターライクだったのに対し、此方は楽しく音楽を聞かそうという印象を受ける。
悪く言えば少し"盛っている"。
原音忠実再現こそが絶対!というこだわりがなければ、Q700やR300より音楽を楽しめるだろう。


この時点ではR300かLS50で迷っていた。
真剣に音楽と向き合うならR300。
音楽を楽しみたいならLS50。
どちらも捨てがたい。

2016年2月11日木曜日

第一世代オーディオシステム考察 (4)

システム全体が決まったので、予算に合った商品を選定してみる。

必要なものは以下の通り。
・AVアンプ
・スピーカー
  (ブックシェルフの場合、スタンドも)
・オーディオケーブル1対
  (スピーカーがバイアンプ対応であれば2対)

以上を30万以内で揃えたい。
先ずスピーカーの候補だが、以下3点を考えている。
・KEF Q700 (Version UP) 約170,000円
・KEF R300 約150,000円
・KEF L5S0 (Titanium Grey) 約150,000円

見ての通り全てKEF製となっている。

Phile-webを中心とした情報サイトで情報収集し、
いくつか聴きに回ってみた事がある。


ONKYO、DENON、YAMAHA、FOSTEX、JVC、ECLIPSE、等
日本企業の音は総じて真面目。
楽曲を選ばず、何でも上手く鳴らせる優等生という感じ。
その中でも、
ECLIPSEは非常にモニターライク、解像度は高いが、硬く機械的。
DENON、JVCはやや温もりを感じる。
ONKYO、YAMAHA、FOSTEXは中立。
という印象を受けた。

BOSE、JBL
アメリカ企業はエネルギッシュ。
跳ねるように鳴る物が多く、聴いているだけで気分が高揚する。
力強く、艶がある。
管楽器の鳴りが良い。
ロックやジャズ、黒人シンガーに合うと思う。

KEF、B&W、DALI、他
欧州企業は日本企業の物に近いのですが、
日本企業の物が「正確に音を出す装置」という印象に対し、欧州企業の物はそれ自体が楽器という印象。
真面目な音だが、仄かな温もりと艶を感じる。
弦楽器の鳴りが良い。
バラード、女性ボーカルに合うと思う。
バラードと矛盾するかもしれないが、オーケストラにも合うと感じた。

以上は3年程前に聞いた印象であり、素人の意見なので間違いも多いと思うが…


私は様々なジャンルの曲を聴くので、日本企業の物。
又は比重の多いロックに振ってしまって、アメリカ企業の物が合うと思うのだが…

どうしても欧州企業の音に惹かれてしまう。

忘れがたい魅力があるのだ。
正に心の琴線に触れたというか…

B&Wの煌めく様な音、DALIの艶やかな音にも惹かれるが、やはりKEFである。

あの音に包まれるような感覚。
その広がりを持ちながら、定位は全くぶれないピントの良さ。
あの音が忘れられず、KEFのスピーカーにしようと決めた。

2016年2月8日月曜日

第一世代オーディオシステム考察 (3)

前回、大凡の使えるスペースが見えたので、必要なシステムを考えたい。

先ず、スピーカーは必須として、スピーカーで何を鳴らしたいか。
つまり、入力ソースは何があるかを挙げてみよう。

・NAS
  (音楽、動画、写真)
・レコーダー
  (録画番組、Blu-ray、DVD)
・PS4
  (ゲーム)

以上、大きく3点が入力ソースとなる。
中々のマルチメディアっぷり。
いい歳して、テレビもゲームも音楽も映画も、全部良い音で聴きたいなんて、手前の事ながら、我儘である。

ここまで入力ソースが多岐に渡ると、AVアンプが必要になると考える。
ネットワークプレーヤー + プリメインアンプの方が音質的には良いのだが…

まぁ第一世代のシステムなので、色々と遊び倒すにもAVアンプが良いかもしれない。
音質に不満が出たら、AVアンプのプリアウトからパワーアンプに繋ぐという手もあるし。
特に考えてはいなかったが、サラウンドを試すのも面白そうだ。

これで、入力から出力迄のざっくりしたシステムが決まった。
纏めると以下のようになる。


今回購入検討分は、AVアンプとフロントスピーカー。
将来拡張検討分は、パワーアンプ(ないしプリメイン)とリアスピーカー。
既存のシステムは、テレビや各種AV機器となる。

AVアンプとフロントスピーカーを購入すれば、私の第一世代オーディオシステムとして機能しそうだ。
尚、パワーアンプ購入迄は、AVアンプからフロントスピーカーに直接繋ぐ。


予算は30万以内。

AVアンプは世代交代が早いので、スピーカーに重きを置いて購入したい。
スピーカー20万前後、残りでAVアンプや、ケーブル等の付属品と言った所か。


よしよし、段々と夢が具現化してきた。
何事も、検討段階が一番楽しい。

2016年2月5日金曜日

第一世代オーディオシステム考察 (2)

スピーカーを置く場所は大変重要である。

壁から30cm、出来れば50cm以上離さないと低音が膨らんでしまう。
視聴場所はL、Rスピーカーの距離で正三角形を作り、その頂点よりやや後方が良い。
L、Rスピーカーが左右の壁から同じ距離ではダメだ。
反射波が視聴場所でぶつかり合い、ぼやけてしまう。
等々、ちょっと調べただけで注意点が山盛りだ。

私の場合、オーディオシステムを置くのは夫婦共用の部屋になるので、嫁さんの生活の邪魔にならない様に配置をしなければならない。

ベッドやテレビ、ソファー等を優先的に位置決めし、そのあとでスピーカーの位置を考える…


夫婦共用の部屋の間取り予想をちょいちょいと書いてみると…
スピーカーを置ける位置はテレビ左右に其々400mm×400mm程度。


狭い…


出来ればトールボーイをと考えていたが、低音の強いトールボーイをこの位置に置くと、低音が膨らみすぎて台無しになるのでは…

視聴場所は良い。
左右の中心からもずれている。
後方が広く、音の抜けもよいだろう。
スピーカーの近い壁側は良い位置に窓があるので、カーテンを付ければ反射音も軽減出来るだろう。

設置場所の狭さだけが気になる。
どういう対策をしたものか…

ルームチューニング等も調べて、追い込んでいく必要がありそうだ。

2016年2月4日木曜日

第一世代オーディオシステム考察 (1)

本格的なオーディオシステムを組みたい。


そう考え出したのは、もう4年近く前になる。
結婚や引っ越し等、何かと大きな出費が続き、未だ叶えられないでいる。

が、ついに好機が巡ってきた。
今年、家を建て替えるのである。

家の建て替えは、去年から計画し、2016年3月開始、2016年10月完了の予定で進めている。
新しい家に入居後は、当然、様々な家具を買わなければならない。

そこで、一緒にオーディオシステムを買ってしまおうと考えている。
人生で最大の出費のタイミングであれば、少々贅沢をしても罪悪感が少ないというもの。

そのオーディオシステムの考察を記録する事が、当ブログを始める切っ掛けともなっている。

HP上方に「オーディオ遍歴」を追加した。
見て頂くと分かるように、今迄購入した最も高い物でも、精々2~3万と言った所である。

しかし、今度のオーディオシステムはしっかりとお金を掛けたい。
20万、出来れば30万程度で揃えようと考えている。

オーディオシステム一式としては、エントリークラスになるが、
私はしがない会社員。
大奮発も大奮発だ。


妻には何年も前から、いつか欲しい、いつか欲しいとジャブを入れてきた。
家の打合せをし始めた時から、建ったら買うとも伝えてある。
準備は抜かりない。

多分。

2016年2月3日水曜日

無期懲役の宣告

私は幼少の頃より音楽が好きで、大学生の頃に所有するCDは1000枚を超えていました。

しかし、オーディオ機器には然程熱を上げていなかった。
勿論、オーディオ機器も其れなりに拘りを持って買っていたが、「そろそろ寿命だから買い換えよう」という時にトレンドを調べる程度のものだった。


無期懲役の宣告を受けたのは2010年3月某日。


当時、リーマンショックの荒波が一段落し、代わりに虚無感が膨れていました。

夢一杯の大学時代を思い出し、
こんな仕事を一体何年続けないといけないのだと考え、MMOに現実逃避する日々。

そんな折、申し訳程度に出たボーナスで、iPodの高音質化を試してみようと考えました。

この考えが良かったのか、悪かったのか…。

買ったオーディオ機器は、
audio-technica
    iPod専用ポータブルヘッドホンアンプ
        AT-PHA30i BK
audio-technica
    デュアル・バランスド・アーマチュア型インナーイヤーヘッドホン
        ATH-CK90PRO

世界が晴れていく様な思いでした。
私が其れまで聴いていた音楽は、アーティストの方々が本当に聞かせたい音ではなかった。

澄み渡る青々とした世界が頭に広がり、美しいとしか表現しようがない音が心地よく流れる。
私は感無量の思いでした。


私は、その美しい音が、無期懲役の宣告だとは知らなかった。

Audio is penalty life !! について

Rock'n'roll is "Penalty life".
「ロックンロールは無期懲役」
私の最も愛するアーティストがそう言っていました。
(Penalty lifeって無期懲役で合ってるのかな?
 調べてもそんなイディオム見当たらなかったけど…)

この一文でどのアーティストか分かった貴方は中々のバスターズですね。
私の周りにはバスターズが居ないので、是非お話をしてみたいものです。
コメント、メッセージお待ちしております。


閑話休題。

Audio is penalty life !!
オーディオは無期懲役 !!

囚われたが最後、
どれだけ時間を掛けても、どれだけお金を掛けても、
答えを得る事も、満足する事も無いでしょう。

私はしがない会社員。
自由な時間は少なく、先立つ物も少ない。

それでも音楽を、オーディオを
(あと漫画やゲームや家電なんかも)
楽しむべく、四苦八苦する日々の記録ブログです。


初心者故、頓珍漢な意見・感想が多いことでしょう。
是非とも先人方には間違いを正して頂き、生暖かい目で見守って貰いたく思います。

また、オーディオを中心とはしていますが、恐らく、段々と雑多な内容になっていくと思います。
仕事の状態で期間が空くこともあるでしょう。
その辺りも、生暖かく見守って下さい。