2016年7月4日月曜日

青天の霹靂

東京出張より帰って1ヶ月程、4月末頃だったと記憶している。

1ヶ月も経つと記憶は徐々に曖昧になっていき、スピーカーを決定しようにも判断出来なくなってくる。
また、スピーカー決定にあたっては、気になるスピーカーを何度も聞き、確信に変わってから購入した方がよい、
とのアドバイスもよく耳にする。
ネットでの情報なので"目にする"が正しいか。
(アドバイスを頂けるオーディオ仲間が欲しいものだ…)

とは言え、時間に余裕のある大都市への出張なぞそうそうあるものではない。

KEFが聴ける一番近場はどこかとKEFのHPを覗いてみると…
何と近場にあるではないか。
それなりに有名なショップらしく、福井のオーディオショップと言えばご存知の方も多いのかな?

大型量販店でしか聞いたことが無い私には、オーディオショップの一般的な作法等分からず…
まぁ客商売で邪険にされることもあるまいと思い、早速行ってみた。

店員さんにKEFのスピーカーを聴きたい旨を伝えると、奥の試聴室らしき所へ案内してくれた。
物腰の柔らかい店員さんで一安心。
何となくオーディオショップって一見さん・初心者に厳しいという勝手な想像をしていました(笑)

入力ソースが多岐に渡る為、AVアンプで鳴らそうと考えていると伝えると、丁度Qシリーズでサラウンドが組んであるとの事。
AVアンプでの2ch再生とサラウンドを聴かせて頂いた。

うん…うん…
やはりいい音だ。

周囲の雑音が無い環境だとよく分かる。
膨らむ音もなく、嫌な響きもなく、上から下まで繋がりもよい。
家では出さないような音量でも無理無く鳴り、小さな音もしっかり繊細さを伝えてくる。
2人掛けソファ程度の幅であれば、視聴位置が変わっても音がずれない。

店員さんに聞いた印象を伝えると、大凡同意して頂いた。
試聴感を他人と共有する、ましてやプロの方とは初めてだったので、自分の耳が的外れでなかった事が嬉しかったことを記憶している。

R300やLS50も聞きたかったが、同じアンプで聴くにはセッティングをする必要がある様子。
飛び込みでそこまでしてもらうのも悪いなと思い、後日改めてお願いしようと考えた。


Q700を一通り聞き終えて、店員さんに同価格帯のお勧めを聞いてみると、DYANUDIOのX14がおすすめとのこと。
東京で聴かせてもらったがあまりいい音とは思えなかったスピーカーだ。
一般的ないい音と好みが少しずれているのかなと思いつつ聞かせて頂いた。




……


な ん だ こ れ 。

全っ然違う。
私の記憶と全っ然違う。
あまりの違いに唖然としてしまった。

先回、先々回で解像度高く~とか言ってましたが訂正します。
全部ぼんやりでした。
私が解像度高いスピーカー聴いた事無かっただけでした。

音の輪郭がはっきりと分かる。
霧が晴れたようにクリアで明るい音が広がります。
これと比べるとQ700等はベールに覆われた様な音でした。
背景は澄み渡り、高原をイメージさせられるような清々しい音です。
小型のスピーカーですが、低音も十二分な量感を持ってます。
それに決して色づけされたような印象は受けませんでした。

感動。
青天の霹靂な感動です。


長くなってしまったので続きは次回。

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